韓国戦争のときに北韓地域で戦死した韓国軍の遺骨が韓国に戻ってきました。
遺骨は25日にソウル空港に到着しましたが、李明博大統領、金寛鎮国防長官、シャーマン韓米連合司令官などが出迎えました。
韓国政府はこれまで、韓国の各地で韓国戦争のときの戦死者の遺骨発掘作業を進め、6600あまりの遺骨を収集しましたが、北韓地域で戦死した韓国軍の遺骨が韓国に戻ってきたのは初めてです。
戻ってきたのは12柱で、アメリカ軍が2000~2004年にかけて北韓地域で米軍戦死者の遺骨発掘作業を進める過程で発掘されたもので、アメリカ軍戦死者と見なしてアメリカに移されましたが、鑑識の結果、韓国軍の戦死者であることが確認され、このほど韓国に戻ってきたものです。
このうち身元が確認された2柱については国立墓地に奉安し、残り10柱についてはDNA精密鑑識などを通じて身元確認作業を進める予定です。