宮部みゆきの小説『あんじゅう』が7月に韓国でも出版される予定ですが、出版社のブックスピアは出版に伴うマーケティング費用を一般からのファンド募集でまかなうことにし、話題になっています。
ブックスピアは自社のホームページを通じて、今月11日からファンドを募集し、21日に目標額の5000万ウォンを達成しました。
ファンドの投資額は一口10万ウォンです。
このファンドは、出版開始3ヶ月後の販売部数を基準に、販売部数が3万部を超える元金を含めて120％を支給することにしています。
ただ、販売部数が1万部に及ばない場合は90％だけを支給することにしており、損失の恐れもあります。
ブックスピアの関係者は、「宮部みゆきはいい小説をたくさん書いており、韓国でも広く紹介したいと思ったが、資金の問題もあって、こうした方法を考え出した」としています。
韓国では宮部みゆきの小説を原作とする映画『火車』が制作されて大ヒットし、宮部みゆきに対する関心が高まっています。