OECD=経済協力開発機構は、ことしの韓国の経済成長率の見通しについて去年11月に3.8%としていたものを、先月、3.5%に下方修正していましたが、今回、さらに3.3%に下方修正しました。
OECDが年に2回まとめている経済展望報告書によりますと、韓国の主な貿易相手国である中国とユーロ圏17か国などの景気後退と、原油価格の高騰が続いているため、韓国経済の先行きにかげりが生じ下方修正したということです。
OECDは、これとともに来年の韓国の経済成長率の展望も4.3%から4%に0.3ポイント引き下げました。
OECDは、この報告書で韓国の家計負債が900億ウォンを超えていることについて触れ、家計負債の拡大が消費の減少につながって内需不振を招く可能性が高いと指摘しています。