北韓が発信した妨害電波によるGPS＝全地球測位システムの障害について、北韓は、「韓国政府のねつ造だ」と妨害行為を否定しました。
これは北韓の朝鮮中央通信が、18日、北韓逓信省の報道官の談話として伝えたものです。
その中で報道官は、「われわれに対する新たな謀略劇、ねつ造劇だ」と妨害電波の発信を否定したうえで、一昨年3月に起きた韓国の哨戒艦沈没事件などを例に挙げながら「すべての不祥事について『北韓が関係している』との説を出して事態を収拾しようとするのは愚かなふるまいだ」として李明博政権を強く非難しました。
先月末から今月中旬の間、仁川空港や金浦空港を発着する航空機などでGPS機能の障害が発生したことについて、韓国政府は妨害電波が北韓の開城（ケソン）付近から出されていることを確認しています。