韓国と北韓の関係が冷え込んでいるにもかかわらず、1~4月の南北貿易の総額が、前の年の同じ期間に比べて増えたことがわかりました。
関税庁が16日に発表したところによりますと、1~4月の南北貿易の総額は6億277万2000ドルで、前の年の同じ期間に比べて17.9%増えたということです。
韓国から北韓への輸出額は、2億6881万8000ドルで、北韓からの輸入額は3億3395万4000ドルでした。
2010年3月に発生した韓国哨戒艦沈没事件を受けてこの年の5月に韓国政府が取った北韓への制裁措置により、開城工業団地関連の貿易を除く一般貿易と委託加工貿易が現在まで全て中断していることを考えると、南北貿易額のほとんどは、開城工業団地を通じた貿易であるものとみられます。
4月までの南北貿易を品目別にみますと、輸出品目は衣類の原材料や生産設備などが、輸入品目は、女性衣服など加工された完成品が多くを占めています。