韓国映画「折れた弓矢」(監督チョン・ジヨン)が、7月に開かれる福岡アジア映画祭の開幕作品に選ばれました。
映画「折れた弓矢」は、大学入学試験の数学の問題の間違いを指摘して解雇された大学教授が、地位回復を求めて裁判を起こしたものの正当な理由もなく訴えを棄却されたため、担当の裁判官を弓で脅すという実際にあった話にもとづいた内容で、ことし1月に公開されて340万人の観客を集めました。
福岡アジア映画祭は、日本の代表的な国際映画祭のひとつで、日本で一度も上映されたことのないアジア各国の作品を商業映画、芸術映画を問わず紹介しており、ことしで26回目を迎えます。
ことしの映画祭は、7月6日から15日までの10日間、開かれ、6日から8日までは短編映画とドキュメンタリーが、13日から15日までは長編映画が上映されます。
映画「折れた弓矢」は、長編部門の開幕作品として7月13日夜、福岡市の明治安田生命ホールで上映され、主演俳優のアン・ソンギさんがゲストとして招かれます。
ことしの映画祭には、「折れた弓矢」のほかに韓国から「不気味な恋愛」、「ペースメーカー」「ネバーエンディングストーリー」なども招待されています。