経営不振に陥って6日に営業停止処分が決まった済州(チェジュ)の未来貯蓄銀行のキム・チャンギョン会長(56)が、3日前の3日、未来貯蓄銀行の資金200億ウォンを引き出して海外に逃走をはかり、警察に逮捕されていたことがわかりました。
検察によりますと、キム・チャンギョン会長は3日、ウリ銀行に預けていた未来貯蓄銀行の資金200億ウォンを引き出し、このうち70億ウォンを口座に戻したあと残りの130億ウォンを持って中国へ密航を試みましたが、事前に情報を入手していた警察に逮捕されたということです。
未来貯蓄銀行は、海外のダイヤモンド鉱山を開発するという不確実な情報を流すことで株価を操作していた疑いが持たれている、民間の海外資源開発会社の「CNKインターナショナル」の2番目の大株主で、今年1月に保有株式の申告義務を守らなかったとして金融当局から警告を受け、6日には経営不振で営業停止処分を受けました。