三星電子がスマートフォンの最新機種を発表しましたが、海外での事前予約によって、すでに145か国で1000万台を販売しています。
三星電子は、3日、イギリスのロンドンで、スマートフォンの最新機種の「ギャラクシー3」を発表しました。
この新しい機種は画面の大きさが4.8インチと、最大ライバルであるアメリカのアップル社の製品より大きく、最大の特徴は画面の上にあるカメラを使って利用者の目の動きをとらえて、利用者が画面を見ている間、画面が暗くならないようにするほか、文字メッセージを確認して携帯電話を耳に当てると、自動的にメッセージの発信者に電話がかかるなど、利用者の便宜をはかる機能になっています。
最新機種は世界145か国で今月末から順次展開する予定ですが、事前予約ですでに1000万台が販売されているということです。
アメリカの調査会社によりますと、三星電子は、スマートフォンの好調で、今年1月から3月までの携帯電話の出荷台数でフィンランドのノキアを抜き、初めて世界のトップに立っています。
三星の最大のライバルであるアップルは、今年下半期にも新機種を発表する予定で、ほかのメーカーも巻き返しをはかり販売競争が激化するものとみられています。