韓国と中国は、FTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉を開始することを公式に宣言しました。
外交通商部の朴泰鎬(パク・テホ)通商交渉本部長と中国の陳徳銘商務部長は、2日午前、北京で共同で記者会見し、韓中FTAの交渉を開始することで合意したと発表しました。
それによりますと、交渉は商品、サービス、投資など分野別の交渉指針をもとに段階別に進められ、全体の品目をセンシティブ品目と一般品目に分けて協議するということです。韓国は、農水産分野を、中国は自動車、機械などの製造業をそれぞれ重要品目としてセンシティブ分野に分類しています。
両国は、まず、交渉の第1段階で、センシティブ分野をどのように扱うのかや、FTAの範囲などを集中的に話し合ったうえで、第2段階交渉に入ることで合意しました。
朴泰鎬本部長は、両国が指定する域外加工地域について、特恵関税を適用することについても協議すると述べ、韓国と北韓が共同で運営する北韓の開城(ケソン)工業団地を域外加工地域に指定する可能性があることを示唆しました。
韓国は、これまで7年間にわたって、産学官の共同研究など韓中FTAの締結に向けた準備を進めてきており、韓中両国は去年1月の首脳会談でFTA交渉を早期に開始することで合意しています。
しかし、韓国では12月に大統領選挙を控えているうえ、中国との間には競合する農水産物分野や中国国有企業の問題など、敏感な問題が多いことから、交渉が早期に妥結する可能性は低いとの見方が出ています。