北韓は、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕100周年を迎えた15日、平壌(ピョンヤン)で大規模な軍事パレードを行い、先日、朝鮮労働党を代表する第1書記に就任した金正恩(キム・ジョンウン)氏が初めて公開の席で演説しました。
故金日成主席の生誕100周年記念行事は、15日午前、平壌の広場で北韓軍や朝鮮労働党の幹部らが壇上に立つ前で繰り広げられました。
先週11日に朝鮮労働党第1書記となって北韓の新しい指導者となった金正恩第1書記は、この席で演説し「金日成同志と金正日同志のおかげで、小さくて弱かったわが国はもはや堂々たる軍事強国へと変わることができた」と述べ、故金日成主席と故金正日国防委員長の業績を讃えました。
金正恩第1書記が公式の場で演説する姿が公開されたのは、今回が初めてです。
金正恩第1書記の演説の後は、北韓軍による大規模な軍事パレードが行われ、射程距離3000キロの中距離弾道ミサイルである「ムスダンミサイル」や、さらに射程距離が長いと思われる新型ミサイルが大型の運搬車に装着されてパレードし、注目を集めました。