北韓が13日に人工衛星と称して事実上の長距離ミサイルを発射したことを受けて、国連安全保障理事会は13日夜、緊急会議を開くなど対応策を協議し、来週にも公式の措置がとられるものとみられます。
国連の安全保障理事会は韓国時間で13日夜11時から1時間、非公開で、緊急会議を開きました。
安保理の議長国のアメリカのライス大使は、会議の後、「北韓がロケットの打ち上げを強行したことは安保理決議の違反だ」と非難しました。
安保理関連国は今週末、非公開の接触を重ね、来週にも公式の措置を発表するものとみられます。
しかし常任理事国のうち、中国は「対話を通じた問題解決」を求めているほか、ロシアは北韓に対する追加制裁に反対する立場を示しており、制裁の決議を見出す可能性は低いものとみられます。