プロサッカーKリーグ・仁川（インチョン）ユナイテッドのホ・ジョンム監督が突然、辞意を表明しました。
ホ・ジョンム監督は11日、仁川球場で行われた光州（クァンジュ)FCとの試合の後、「期待通りの成績をあげられなかったことに重い責任を感じています。いろいろな混乱を治めることができないまま、辞任することになり、申しわけありません」と述べ、辞意を表明しました。
ホ・ジョンム監督は、サッカーワールドカップ南アフリカ大会で韓国として初めてアウェーでの決勝トーナメント進出を果たした後、仁川ユナイテッドの監督に就任しましたが、成績不振でファンからの非難が続き、結局、就任1年6か月で監督の座を降りることになりました。
ホ・ジョンム監督は、市民球団の新しい地平線を切り開くとして、強いリーダーシップを発揮しましたが、去年、ゴールキーパーのユン・ギウォン選手の突然の死亡や、FWのユ・ビョンス選手の海外移籍などでチームの成績が急激に悪化していました。
そのうえ、この冬に明るみに出たプロ野球の八百長事件の根源地が仁川ユナイテッドであるといううわさが広がったほか、球団経営が悪化しているなか、ホ・ジョンム監督の高額の年俸に対する非難の声がファンの間からあがっていました。