北韓が人工衛星と主張している長距離ミサイルに燃料の注入を始めたと、AFPロイター通信が11日、平壤(ピョンヤン)発で報道しました。
これは、北韓の朝鮮宇宙空間技術委員会衛星統制センターのペク・チャンホ所長が11日、現地入りしている外国メディアの取材陣に対して述べたものです。
ただ、ペク所長は、燃料の注入がいつ終わるかについては言及を避け、ロケットの発射時刻については、「上部が決めることだ」と述べたということです。
これについて専門家は、液体燃料の注入におよそ8時間かかるとしており、また別の北韓の消息筋は、北韓がまだ入国していない海外メディアの取材陣に対して、入国完了時点を当初より一日早い11日までと修正したことなどから、気象状況さえ良ければ明日12日にも北韓がロケットを発射する可能性が高いとする見解を示しました。