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経済

ルノー三星 釜山工場の稼動を今月は4回停止

Write: 2012-04-10 10:46:28Update: 2012-04-10 14:34:15

販売不振に陥っている韓国の自動車メーカー、ルノー三星(サムソン)は、今月は4回にわたって工場の稼動を停止することを決めました。
ルノー三星が9日に明らかにしたところによりますと、今月6日に釜山(プサン)工場の稼動を止めたのに続いて、11日と20日、それに30日のあわせて4回稼動を止めることにしたということです。
先月の販売台数が生産台数を下回ったことから、生産を減らして在庫を調整するためで、平日に工場稼動を停止するのは、去年暮れの10日間の停止以降およそ4か月ぶりです。
ルノー三星の先月の内需と輸出を合わせた販売台数は、1万2900台で、前の月に比べると23.9%減っています。
特に、前の年の同じ期間に比べると、内需と輸出いずれもおよそ半分に減少しています。
ルノー三星は、2000年にルノーが三星自動車を買収して設立したもので、日本にあるルノー日産から部品を購入して韓国で組み立てた後、ルノー日産に再び販売する事業構造となっています。
当初は苦戦を強いられたものの、2006年に輸出が本格化し、全盛期を迎えました。
しかし、2008年の金融危機以降、急速に進んだ円高で経営不振に陥り、この3年間の営業利益率は1%を下回っています。
この不振の原因は、この数年間続いている円高で、部品購入費用が大きく膨らんだことによるとされています。
ルノー三星は、現代自動車、起亜自動車、韓国GMに次いで国内シェア4位となっています。

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