韓国軍は、北韓の潜水艦4隻前後が東海岸の基地を出航した後、行方が分からなくなっていることについて、北韓の挑発につながる可能性が高いとみて潜水艦の位置把握に乗り出していることが分かりました。
韓国軍の消息筋が4日、明らかにしたところによりますと、北韓の東海岸基地2か所から最近出航した北韓の370トン級潜水艦3～4隻が、韓国軍の監視網から逃れ、具体的な位置が分からなくなっているということです。
さらに北韓の朝鮮中央通信は4日、金正恩（キム・ジョンウン）労働党中央軍事委員会副委員長が東海岸にある北韓軍の基地を訪問したと報じていることから、韓国軍は北韓がこれらの潜水艦を利用して挑発に乗り出す可能性が高いとみて、潜水艦の位置把握を進めているということです。
北韓軍は、1500トン級から130トン級まで、さまざまな大きさの潜水艦80隻あまりを保有していますが、このうち8割が東海岸に配置されているものと推定されています。