北韓が、人工衛星だとしている「光明星3号」の打ち上げ場所である平安北道(ピョンアンプクト)の東倉里(トンチャンリ)ミサイル基地に、長距離弾道ミサイルの本体部分とみられる物体を運び込み発射準備をしていることが分かりました。
韓国軍の合同参謀本部と韓米連合司令部が、25日明らかにしたところによりますと、北韓は、24日まで長距離弾道ミサイルの本体部分とみられる物体を、鉄道などを使って北韓北西部の平安北道鉄山郡(チョルサングン)の東倉里ミサイル基地に運び込み、ミサイルの発射準備に取りかかっているこということです。
また、運び込まれたミサイルの本体部分とみられる物体は、東倉里ミサイル基地の発射台の高さなどから、3年前に打ち上げられた「光明星2号」よりおよそ4メートル長く、推進力も強くなるものと予想されるということです。
この問題について日本の産経新聞は、アメリカの偵察衛星などの情報から、東倉里ミサイル基地は、北韓がこれまでミサイル打ち上げを行ってきた北東部の舞水端里(ムスダンリ)基地に比べて、敷地面積が3倍ほど広く、ミサイル発射台の高さがおよそ20メートル高い50メートル以上になり、燃料を自動的に注入する施設が地下に備えられているため、燃料注入の様子を偵察衛星では確認できないということです。