北韓は去年12月、すでに衛星打ち上げの計画をアメリカに通知しており、当時アメリカは、衛星打ち上げは国連決議違反だと警告していたことがわかりました。
ワシントンの消息筋が20日に伝えたところによりますと、北韓は金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が死亡する前の去年12月15日、「光明星(クァンミョンソン)3号」を故金日成(キム・イルソン)主席の誕生100周年に合わせて今年4月15日頃に打ち上げるという計画をアメリカに通知したということです。
これに対し、アメリカは衛星打ち上げは国連決議違反だと警告しており、それにもかかわらず、北韓がこのほど打ち上げ計画を発表したのは、故金正日国防委員長の政策に従うことを決めたことを意味するということです。
消息筋はまた、「北韓はとりあえず米朝協議でアメリカと合意した後、アメリカが衛星打ち上げを理由に合意を破れば、すべての責任をアメリカに押し付けることにしたようだ」と伝えました。
一方、アメリカ国務省のヌーランド報道官は、20日の定例記者会見で、「北韓への査察団派遣についてIAEA=国際原子力機関と協議中だ」と述べました。
ヌーランド報道官はまた、クリントン国務長官が今月9日に行われた韓米外相会談で言及した韓日米3か国協議については、「春の終わりごろにキャンベル国務次官補も参加した韓日米次官補級会議を開催したいという意味で、韓日米次官補級会議では主に北韓問題について話し合われるだろう」と述べました。