北韓は人工衛星「光明星3号」の打ち上げと関連した資料を国際海事機関に通告したことが分りました。
それによりますと、第1段ロケットは韓国西部の邊山半島の西140キロの海上に落下し、第2段ロケットはフィリピンの東190キロの海上に落下するということです。
北韓が1998年に発射したテポドン1号の第2段ロケットはおよそ1600キロ、2008年に発射したテポドン2号の第2段ロケットはおよそ3200キロを飛行した後に落下しましたが、その後の技術の発展もあって、今回は4000キロを超えるものと推測されています。
韓国政府は、北韓は衛星の打ち上げだと主張しているものの、使用するロケットは事実上の弾道ミサイルで、国連安全保障理事会の決議1874号に違反しているとして、打ち上げ中止を再度促しました。
ところで、韓国政府は第1段ロケットが韓国西部の邊山半島の西140キロの海上に落下することが予想されることから、ロケットの残骸を回収する方針です。
韓半島西の黄海の推進は平均40メートルで、位置さえ確認できれば十分回収が可能なので、偵察機やイージス艦で落下地点を確認することを検討しています。