イギリスのイングランド・プレミアリーグで活躍しているサッカー選手の朴主永(パク・ジュヨン)選手(27)が、兵役の開始時期を最長で今後10年間延期できるようになっていたことが分かりました。
朴主永選手は、2008年にモナコ公国に本拠を置き、フランスのプロサッカーリーグに参加するASモナコに入団しておよそ3年間活躍した後、去年8月にイギリスのプロチーム・アーセナルに移籍しイングランド・プレミアリーグで活躍しています。
朴主永選手が16日明らかにしたところによりますと、朴主永選手はASモナコに所属していた頃、モナコ公国からモナコに最長10年間滞在できる資格を得ていたということです。
韓国の兵役法では、永住権制度がない国で無期限または5年以上の長期滞在資格を得てその国で1年以上滞在した人は、兵役の開始時期を最大で37歳まで延期することができることになっており、朴主永選手は37歳になる10年後の2022年まで、韓国での兵役の服務を開始する時期を延期することが可能になったということです。
この結果、朴主永選手はサッカー選手にとって足かせとされている兵役問題を解決したことになります。
これについて韓国では、「兵役法には違反していないので全く問題はない」とする肯定的な意見がある一方で「兵役義務から逃れるための策ではないか」と批判する声も出ています。