女性小説家シン・ギョンスクさんの長編小説「ママをお願い」の英語版がイギリスの文学賞「インディペンデント外国小説賞」の候補にノミネートされました。
「ママをお願い」はシン・ギョンスクさんが母の献身的な愛を描いた2008年の長編小説で、去年出版された英語版はアメリカのネット書店「アマゾン」が選んだ2011年上半期の本の10位にランクされるなど、海外でも評判を呼んでいます。
「インディペンデント外国小説賞」は、イギリスの日刊紙「インディペンデント」が1990年からイギリスで翻訳・出版された外国人作家の小説を対象にする文学賞で、今年の候補15作には「ママをお願い」のほかに、村上晴樹さんの「1Q84」やイタリアの小説家ウンベルト・エーコの「プラハの墓地」など15の作品がノミネートされています。
審査委員はこのうち、来月12日に最終候補として6作品を発表し、最終的な受賞作は5月14日発表される予定です。