アメリカ政府は、先週、北京で行われた米朝協議の合意内容について、 ウラン濃縮活動の停止など北韓の非核化に向けた事前措置が確認されない限り、6か国協議の再開は不可能との考えを示しました。
アメリカ国務省のヌーランド報道官は1日の記者会見で、「アメリカは、先月29日の声明を通じて、北韓が直ちに非核化に向けた措置を履行し、国際原子力機関の検証を受けることが6か国協議の再開に向けた事前措置であることを確認した」と述べました。
ヌーランド報道官は6か国協議が再開すれば、北韓に対する制裁の中断と軽水炉の提供についてまず議論することにしたという北韓の発表については、「これは6か国協議が再開したときに北韓が望むことだ」として、一蹴しました。
ヌーランド報道官はまた、「今回の合意にはプルトニウム型核開発の停止も含まれており、北韓の非核化措置は永久的なものだ」と強調しました。