ソウル・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督で指揮者の鄭明勳（チョン・ミョンフン）さんは、来月14日、フランス・パリで、北韓の銀河水管弦楽団の指揮をとることになりました。
鄭明勳さんは21日、ソウルで記者会見し、北韓の銀河水管弦楽団が、鄭明勳さんが音楽監督を務めるパリの放送局ラジオ・フランス付属のオーケストラ「フランス放送フィルハーモニー管弦楽団」の招きで、パリを訪れ、来月14日、合同演奏を行うことが決まったと明らかにしました。演奏会では、ブラームスの交響曲第1番を共演する予定だということです。鄭明勳さんはまた6月には、パリに南北の若手演奏家を招いて合同演奏会を開く計画で、年末には南北交響楽団の演奏会の実現に向けて努力する考えを示しました。
これに先立って鄭明勳さんは、19日、北京で北韓の朝鮮民族音楽研究所の関係者らと会って南北合同演奏会の開催について協議しており、去年9月にも平壌（ピョンヤン）を訪問し南北合同編成の交響楽団による合同演奏会の開催を提案しています。