北韓軍は19日、韓半島西の海、西海で20日に実施される韓米軍事演習について、「軍事的挑発が始まれば、無慈悲な対応打撃が開始されるだろう」と警告したと朝鮮中央通信が伝えました。
それによりますと、北韓軍の西部地区司令部は19日、公開通告状を発表し、「北韓側の海上境界線を超えて軍事的挑発が始まり、我々の領海で水柱が一つでも立てば、直ちにわが軍隊の無慈悲な対応打撃が開始されるだろう」と威嚇したということです。
北韓軍はさらに、西海5島と周辺の民間人は海上射撃が始まる20日の午前9時前に安全地帯に避難するよう警告しました。
西部地区司令部は、2010年8月3日にも韓国軍の西海での射撃訓練を前に、「強力な物理的対応打撃で鎮圧する」と威嚇し、それから6日後の8月9日に西海の北方限界線付近の海上に130発あまりの砲撃を行い、砲弾の一部を韓国側領海に打ち込む武力挑発を行っています。