プロスポーツ界での八百長が相次いで発覚していますが、競艇でも八百長があったことが確認され、検察が捜査に乗り出しました。
議政府(ウィジョンブ)地方検察庁は17日、ブローカーからカネを受け取って予想順位を教えた国民体育振興公団所属の36歳の男性競艇選手と、47歳のブローカーの男を競輪競艇法違反の疑いで拘束しました。
検察によりますと、この競艇選手は去年5月から17回にわたってブローカーから合わせて2億7000万ウォンを受け取り、試合の予想順位を携帯電話のショートメールで伝えた疑いが持たれています。
韓国の競艇は,選手6人が1周600メートルのコースを3周して順位を決める仕組みで、停止した状態ではなく走る状態でスタートラインを通過するやり方でレースが始まることや、スピードが速いことなどから、検察は選手1人だけで順位を操作することは難しいとみて、八百長に加わったほかの選手がいるかどうか調べています。
韓国の競艇は、91年に競輪競艇法が成立し、準備期間をへて2002年10月から京畿道河南市の渼沙里漕艇競技場で行われています。