スポーツ
MLB機構 17歳韓国人投手と契約のオリオールズに罰金処分
Write: 2012-02-16 14:17:26 / Update: 2012-02-16 15:48:52
アメリカ・メジャーリーグ機構は、韓国とアメリカとの間で締結された選手契約協定に違反し、高校2年生のキム・ソンミン(18)投手と契約したボルティモア・オリオールズに罰金を科しました。
韓国野球委員会は、メジャーリーグ機構が、ボルティモア・オリオールズに対して罰金処分を下したという内容の書信を送ってきたと16日明らかにしました。
韓国野球委員会は先月末、オリオールズが、海外球団が韓国選手を獲得するために行う最初の手続きである身分照会の手続きを無視し、新人ドラフトの対象ではない高校2年生のキム・ソンミン投手と契約したとして、メジャーリーグ機構に抗議する内容の書簡を送っています。
韓国ではプロ球団がアマチュア選手と交渉できるのは、高校、大学ともに最高学年の選手のみに限定されています。
韓国野球委員会の抗議を受けて、メジャーリーグ機構は、オリオールズに対し、罰金を科す処分を行ったということです。
キム・ソンミン投手は、先月31日にオリオールズとマイナーリーグ契約を結びましたが、この際、オリオールズは、キム・ソンミン投手に対する身分照会を要請せず、これに対して韓国の野球界は、「海外の球団による無分別な有望株の引き抜きで韓国野球の根幹が揺れている」として強く反発していました。
このため、大韓野球協会は、キム・ソンミン投手に無期限資格停止の処分を下し、オリオールズのスカウトを試合会場から立ち入り禁止にしました。
一方、韓国野球委員会は、韓国の高校選手に対するメジャーリーグ球団の無分別なスカウトを制限する内容を追加するよう、メジャーリーグ機構に協定書の改正を求めることにしています。
キム・ソンミン投手は大邱(テグ)高校の2年生で、ジュニアの韓国代表にも選ばれている韓国高校球界のトップ左腕投手です。
去年は全国高校野球選手権で3勝を上げ、大邱(テグ)高校を優勝に導いています。
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