統一部は14日、韓国の民間団体、子ども医薬品支援本部が申請していた北韓向け医療支援計画を承認したと発表しました。
北韓支援団体の子ども医薬品支援本部は先月31日、北韓の首都、平壌(ピョンヤン)にある万景台(マンギョンデ)子ども総合病院に支援する検査薬やエックス線機器、消耗品など7400万ウォン相当の医療物資の搬出承認を統一部に申請していました。
この団体は2年前の2010年3月にも万景台子ども総合病院に産婦人科、小児科用医療装備を支援しており、今回の支援物資の搬出は2年ぶりとなります。
統一部は、また、北韓支援団体のユージンベル財団が先月19日に申請した3億8000万ウォン相当の結核治療薬の支援も承認しました。
この財団は去年9月にも、平壌と平安南道(ピョンアンナムド)・平安北道(ピョンアンブクド)地域の結核センターに同じ規模の結核治療薬を支援しています。
統一部の関係者は、「今回の支援承認は、14日に韓国が提案した南北実務者接触とは関係のないことだ。政府はこれまで北韓の弱者層に対する人道支援を続けてきており、今回の支援申請もその一環だ」と述べました。