北韓の祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は10日、統一部が離散家族再会事業の再開を北韓側に提案する構えを見せているとKBSが今月3日、報道したことについて、「民心をミスリードするための欺瞞の策」だとして非難する論評を出しました。
論評は、「おととしの哨戒艦沈没事件を受けて韓国政府が発動した人道支援を含めた北韓との全ての交流と協力を断絶する5.24措置や、9日から中国の瀋陽で開く予定だった、2000年の南北首脳会談で採択された6.15共同宣言の実践に向けた民間による南北接触を認めないなど、民間の交流を阻止している韓国政府が、離散家族の再会を提案するのはもってのほかだ」として、強く非難しました。
そのうえで、わが民族同士は、「統一部が問題を解決する意思があるのなら、まず根本的な問題から解決すべきだ」として、5.24措置の解除を求めました。