バレーボール男子プロリーグの八百長事件で、大邱(テグ)地方検察庁は10日までに韓国電力公社の現役や元選手5人とブローカー1人の合わせて6人を国民体育振興法違反容疑で逮捕し、さらに国軍体育部隊の尚武(サンム)チームや、女子プロリーグの選手についても捜査を拡大しています。
検察は、韓国電力公社の現役や元選手5人以外にも、三星火災の現役選手が、兵役のため尚武(サンム)チームに所属していた際、八百長に関わった事実を届け出たため、尚武チームに所属していた現役の選手全員に捜査を広げることにしました。検察はまた、女子プロリーグでも八百長事件があったとする容疑者の供述をもとに女子バレーボール選手への捜査も行っています。
こうした中で、尚武チームは10日、国民に謝罪するとともに、今シーズンの残りの試合に一切出場しない方針を連盟側に伝えました。
今回の事件は、去年、50人以上が起訴され自殺者も出たサッカーKリーグの八百長をめぐる捜査で容疑が浮かんだもので、その背後にあるスポーツ専門の違法賭博サイトは、野球やバスケットボールなども扱っていることから、検察は今後、これらのプロスポーツについても捜査を広げる可能性があります。