来週23日は旧正月の「ソル」にあたり、韓国では企業が従業員にプレゼントを贈るのが慣例になっていますが、北韓従業員4万8000人が働いている北韓の開城工業団地では旧正月のプレゼントは贈られない見通しです。
開城工業団地企業協議会の関係者などによりますと、開城工業団地に進出している韓国企業が従業員にプレゼントを贈ることについての指針は特になく、工業団地が開設されてまもない頃は、旧正月やお盆にあたる秋月には北韓の従業員に砂糖や小麦粉などを配っていました。
ところが北韓当局が、「従業員がもらった品物が、市場で他の食料などと取り引きされるなどの問題がある」と指摘してきたことから、開城工業団地では企業からのプレゼントがここ数年、事実上、取りやめになっています。
このため、ほとんどの企業は今年の旧正月にもプレゼントは配らずに、普段より少しいい昼食を提供する予定だということです。
しかし開城工業団地では、「ソル」当日の23日から25日までの3日間、連休になります。