BSE=牛海綿状脳症の発生を受けて、2003年5月から全面的に禁止してきたカナダ産牛肉の輸入が、8年ぶりに再開されます。
農林水産食品部は、先月30日、国会本会議でカナダ産牛肉の輸入衛生条件についての審議結果報告書が可決され認められたことから、20日、カナダ産牛肉の輸入衛生条件を公示しました。
この公示と同時に韓国の輸入業者はカナダ産牛肉を輸入できるようになります。
カナダからの輸送時間や検疫手続きなどにかかる時間を計算すると、来月中旬にもカナダ産牛肉が韓国市場に供給される見通しです。
政府は、2003年5月にカナダでBSE=牛海綿状脳症が発生したため、カナダ産牛肉の輸入を全面的に中止しましたが、アメリカ産牛肉については輸入を認めていたため、カナダ政府はこれを問題視し2009年4月にWTO=世界貿易機関に提訴していました。
これによって韓国に不利な裁定が出ることが予想されることから、韓国政府は去年6月、生後30か月未満の骨を含む牛肉を輸入することでカナダとの間で合意しました。
カナダから輸入再開で、農民団体などからは最近大幅に下落した韓国産の牛、韓牛の産地価格がさらに下がるのではないかと懸念する声が上がっています。
これについて農林水産食品部の関係者は、「カナダ産牛肉の輸入が再開しても、韓牛の価格がこのところ大幅に下がっていることや、カナダ産牛肉に対する消費者の不安がまだあることなどを考えると、一度に多くの量が輸入されることはないだろう」と話しています。