北韓の新しい指導者となった労働党中央軍事委員会の金正恩副委員長が、イギリスの日刊紙「タイムズ」が選んだ「注目すべき人100人」に入りました。
タイムズは、「ことし2012年は、イギリスのエリザベス女王即位60周年、ロンドンオリンピック、アメリカ大統領選挙など大イベントが予定されている」として、政治や国際、スポーツ、科学技術、文化ファッション、王室、30歳以下の各部門で注目すべき100人を選びました。
このうち金正恩氏は、16日に発表された100位から60位までのリストに、政治国際分野と30歳以下部門で96位に名前があがりました。
タイムズは、金正恩副委員長について、「世界で最も幼い独裁者であり核兵器の統制者であるが、人民と軍は変化を要求するかも知れない」と指摘しました。また、「西側諸国にとっての悩みは金正恩副委員長に対する情報が乏し過ぎるということであり、イギリス海外情報局の要員が、スイスで2年間留学していた金正恩氏とフェイスブックでつながっていることが唯一の希望だ」とコメントしています。