メニューへ 本文へ
Go Top

韓半島

金正恩体制 核実験強行の可能性も

Write: 2012-01-12 09:44:17Update: 2012-01-12 09:44:17

金正恩体制 核実験強行の可能性も

北韓の新しい指導者となった金正恩(キム・ジョンウン)氏が、政権基盤を固めるために今年の下半期あたりに核実験を試みる可能性があるという分析を外交安保研究院がまとめました。
それによりますと、金正恩国防委員会副委員長の権力基盤が固まらないうちに金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が急死したため、権力の再編と安定が最も重要な課題となっており、権力を掌握する過程で壁にぶつかれば、韓国とアメリカの大統領選挙に合わせて核実験や長距離ミサイルの発射実験に乗り出す可能性があるとしています。
報告書は、周辺の国々への北韓の脅威を最大化させ自身の能力を誇示するために、金正恩副委員長がウラン型原爆の核実験を試みる可能性があるとしています。
そして北韓は6か国協議の再開に向けて近くアメリカと交渉を再開すると思われますが、ウラン濃縮活動については6か国協議と切り離して交渉しなければならないとする、これまでの姿勢を崩さないものとみられ、6か国協議が周辺国にとって目に見える成果をあげることは難しいと分析しています。
また南北関係の見通しについては、北韓内部体制と住民の取締りの強化が必要な時期であるだけに、あえて南北関係を悪化させる可能性があるとしています。そして李英鎬(イ・ヨンホ)軍総参謀長ら「新軍部」と、呉克烈(オ・グクリョル)国防委員会副委員長ら「旧軍部」の対立を調整し、軍を掌握することがいまの金正恩政権の最重要課題であり、金正恩副委員長は統治体制を強化するために経済より政治を先に取るものと分析しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >