都市を離れ、農業に就く帰農人口がこれまでで最も多いことがわかりました。
農林水産食品部が11日に発表した統計によりますと、去年1年間の帰農世帯数は6500世帯で、2010年に比べて60%も増えたということです。
帰農人口は、2002年は769人に止まっていましたが、その後、増加傾向が続いて2004年には1000人を上回り、2007年に2000人、2009年には4000人を突破しました。
そして2010年は前年より13人減って横ばいの状態になりましたが、去年は1955~1963年に生まれた韓国のベビーブーム世代の引退が本格化したこともあって大幅に増えました。
帰農した人の職業をみると、引退した人が最も多く、次いで自営業者、除隊軍人の順となっています。
地域別では、全羅南道(チョンラナムド)、全羅北道(チョンラブクド)、慶尚北道(キョンサンブクド)など、地価が安く、農業が盛んな地域に帰農した人が多く、年齢別では引退年齢前後の50~59歳が全体の36%を占めています。
特に、50代以上の帰農世帯が2年前の2009年に比べて2.4倍も増え、引退後新しい生活を求めて農村に移住した人が多いことが浮き彫りになりました。
農林水産食品部は、ベビーブーマーの帰農は、都市の高齢者にとって農漁村で新しい仕事を見つける機会に、一方、農漁村にとっては新しい人口の流入で活力を取り戻す機会になるとみており、共同営農や流通、農漁村観光などを推進する「農漁村共同経営体」を育成するとともに、帰農した人の現場実習を担当する教育者を養成するとしています。