韓国でベストセラーとなったエッセー「さよなら、猫よありがとう」の日本語翻訳版が今月26日、日本で発売されました。
このエッセーは、詩人のイ・ヨンハンさんが野良猫たちと過ごした1年半の記録を綴ったもので、一昨年の2009年8月に書籍化されて、3万5000冊以上が売れたベストセラーです。
そしてこのエッセーに基づいたドキュメンタリー映画「猫のダンス」が先月、韓国で公開されて異例のヒットを記録しています。
韓国で野良猫は否定的なイメージが強く、泥棒猫を意味する「トドゥッ・コヤンイ」と呼ばれており、国語辞典にもそのように載っていますが、このエッセーをきっかけに、原作者のイ・ヨンハンさんと韓国猫保護協会は、野良猫に対する偏見を改めようと、日本語の野良猫と同じ意味の「ドゥル・コヤンイ」で国語辞典への登載を申請しました。