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韓半島

脱北者装った北韓工作員 取調べ中に自殺

Write: 2011-12-29 09:20:51Update: 2011-12-29 09:20:51

脱北者を装って韓国に入った北韓の工作員が取り調べのすきに自殺したことがわかりました。
この工作員は中国やベトナムをへて今年4月に韓国入りした30歳代の男性で、入国後の事情聴取で脱北者を装った工作員であることがわかり、11月に国家保安法違反の疑いで国家情報院に逮捕され、京畿(キョンギ)道始興(シフン)市にある中央合同訊問センターで取り調べを受けていました。
ところが今月13日、訊問センターのシャワールームで運動服のひもで首をつっているのが見つかり、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
国家情報院は、27日、このことを明らかにし、脱北の経緯などについて調べていたところ、この男性が脱北者と見せかけて韓国に潜入したことを自白したと説明しています。
この男性は、脱北者を支援するキリスト教系の団体の事務所の場所や宣教師の身元を調べて連絡するよう北韓から指令を受けており、家族を北韓当局に人質にとられていて「韓国当局につかまったら自爆しろ」と指示を受けていたということです。
国家情報院は、この男性が脱北者を装っていたことを自白してから、心理的な負担に耐えられずに自殺したものとみています。
国家情報院は、男性が死亡した直後に国立科学捜査研究院に遺体の解剖を依頼して解剖の結果、他殺の疑いはないことがわかったと説明しています。
しかし国家情報院が脱北者の身柄の管理をおろそかにしていたのではないかという指摘が出ています。
韓国に亡命してきたすべての脱北者は中央合同訊問センターで取り調べを受け、長い場合は6か月間にもおよぶこともあるということです。

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