北韓の朝鮮中央通信は26日、故金正日国防委員長を弔問するため、金大中元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)女史と現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長らが、平壌に到着したと報じました。
これに先立って、統一部は26日の定例記者会見で、故金正日国防委員長を弔問するため、金大中元大統領夫人の李姫鎬女史と現代グループの玄貞恩会長ら18人が、軍事境界線を越えて陸路で北韓入りしたと発表しました。
統一部の関係者によると、一行は午前8時30分に韓国側の都羅山出入事務所を通過、軍事境界線を越えて北韓に入り、北韓のアジア太平洋平和委員会のリ・ジョンヒョク副委員長ら北韓の関係者12人が開城工業団地に入るための北韓側関門の通行検査所で一行を出迎えたということです。
統一部の関係者は、民間弔問団の北韓訪問が、南北間の和解と交流協力につながることを期待すると述べました。
一行は昼食を済ませた後、午後に故金正日国防委員長を弔問し、27日朝に韓国に戻る予定です。
李姫鎬女史は出発に先立って、「2009年に金大中大統領が亡くなったとき、金正日国防委員長が弔問団を送ってきた。こちらからも弔問するのが道理だと考えた」と述べました。