サッカー韓国代表の趙広来(チョ・グァンレ)監督が更迭され、空席になっている韓国代表監督の後任として、韓国に詳しい外国人監督の名前が挙がっていますが、実現の可能性は低いものとみられます。
大韓サッカー協会の技術委員会が13日に明らかにしたところによりますと、後任監督として、韓国の情緒を理解できる、韓国に詳しい外国人を選任することを検討しているということです。
技術委員会が提示した条件から、オランダのヒディンク監督やトルコのギネシュ監督、イランのゴトビ監督などが有力候補としてあがっています。
このうち、2002年韓日ワールドカップで韓国をベスト4に導いたヒディンク監督は、韓国の代表チームに対する理解が高く、ファンから強い支持を受けていることなどから、一番の適任者とされています。
しかし、年俸がおよそ50億ウォンと高いことや、本人が休憩を望んでいること、過去の実績が負担として働いていることなどを考えると可能性は高くありません。
一方、トルコのギネシュ監督は、07-09年に韓国プロサッカーチーム、FCソウルを率いており、韓国代表選手を最もよく知っている外国人指導者ですが、現在、トルコのチーム、トラブゾンスポルとの契約が終わっていないことが障害となっています。
そして、元韓国代表コーチのイランのゴトビ監督も韓国代表チームに対する理解が高く、韓国に愛情を持っていることから名前が挙がっていますが、これまでの実績に対する評価は低く、ファンの反対が強いことから、韓国代表監督に選ばれる可能性は低いものとみられます。
サッカー協会は今月中にもう一度技術委員会を開き、候補を絞って新しい監督を決める方針です。