北韓の核問題をめぐる3回目の米朝対話が、早ければ22日ごろに行われる見通しです。
複数の外交消息筋が14日に明らかにしたところによりますと、アメリカ国務省のロバート・キング北韓人権特使と北韓外務省のリ・グン米州局長が15日会合し、アメリカの北韓への食糧支援について協議する予定だということです。
この際に、北韓が支援食糧の種類やモニタリングの方法などについてアメリカの要求を受け入れれば、3回目の米朝対話が行われる可能性が高いということです。
アメリカは、3回目の米朝対話が行われる場合、非核化に向けた事前措置であるウラン濃縮計画の中止に向けた具体的な履行計画を約束するなど、北韓の誠意ある対応が確認された場合に限って6か国協議の再開が可能だという方針を固めたと伝えられました。
会談の場所としては2回目の米朝対話が行われたジュネーブや北京などが上がっています。
しかし、3回目の米朝対話が行われても、6か国協議は国際原子力機関の査察要員の北韓訪問や査察対象の確定などについて議論を進める必要があるため、北韓がどう出るかによって日程が決まるだろうと外交消息筋は伝えました。