韓国と北韓の間の軍事境界線付近3か所に、年末年始の間、クリスマスツリー型のイルミネーションが点灯されることになりました。
政府関係者によりますと、このクリスマスツリー型のイルミネーションは、軍事境界線に近い京畿(キョンギ)道の愛妓峰(エギボン)、西海岸の江華(カンファ)島の平和展望台、東海岸の江原道(カンウォンド)の統一展望台の3か所に設置し、今月23日から新年の1月6日までの15日間、点灯します。
このイルミネーションは、韓国のキリスト教団体の要請を受けて設置されるものです。
このうち京畿道の愛妓峰では、去年の年末にもクリスマスツリー型のイルミネーションが点灯されましたが、西海岸と東海岸の展望台での設置は、2004年6月に南北が軍事境界線付近での宣伝活動を中止することに合意して以来、初めてです。
これについて北韓の韓国への政治宣伝用インターネットサイト「わが民族同士」は、「軍事境界線付近でのイルミネーションの点灯は、予測不可能な状況を招くだろう」と非難しています。