北韓はこのほど、中国と共同で開発することで合意した経済特別地域の黄金坪(ファングムピョン)と威化島(ウィファド)について経済特区法を制定したと、北韓の朝鮮中央通信が8日報道しました。
黄金坪は北韓と中国の国境を流れる鴨緑江(アプロンガン)の河口近くの中州にある島で、北韓と中国は去年12月、北韓の黄金坪・羅先(ナソン)特区の共同開発に向けた了解覚書を締結しています。
朝鮮中央通信によりますと、北韓の最高人民会議常任委員会の政令によって黄金坪・威化島経済地帯法が採択されたということです。
この法律の具体的な内容は報じられていませんが、中国の深圳など代表的な経済特区に適用している関連法律とほぼ同じ内容になっているとされており、これで今年6月の中朝共同で行った特区の着工式以来、遅々として進まなかった特区開発が本格化するとみられます。