韓国政府は5日、ユニセフの国連児童基金を通じて、北韓に565万ドル相当を支援すると発表しました。
統一部によりますと、支援の対象は北韓の乳幼児や妊産婦で、国連児童基金を通じて565万ドル相当のワクチンや栄養剤などの医薬品を提供するということです。
統一部は、こうした支援で北韓の乳幼児や妊産婦146万人程度がワクチンを接種したり栄養剤を受け取ることができると見込んでいます。
韓国政府が国連児童基金を通じて北韓を支援するのは2009年以来のことです。
9月に就任した統一部の柳佑益（リュ・ウイク）長官は、南北間の対話を進めるために北韓に対する人道支援を拡大する方針を打ち出しており、今回の支援もその一環と見られています。