北韓の大量破壊兵器やミサイル開発技術などが、イラン経由でレバノンのイスラム教シーア派武装組織のヒズボラに供給されていたことがわかりました。
VOA=アメリカの声放送が、アメリカ連邦議会の調査局の発表として3日、伝えたところによりますと、イランは北韓製兵器をヒズボラに供給する中間経由地として、シリアとの連携を強化しているということです。
またアメリカ政府は去年4月、イランがシリアを通じてスカッドミサイルをヒズボラに渡しているとして、 アメリカ駐在のシリア大使を国務省に呼んで事実関係を問いただしたということです。
VOAはさらに、イスラエル政府情報局長の発言やIAEA=国際原子力機関の報告書を引用して、北韓は核弾頭の装着が可能なBM-25ミサイルをイランに提供しており、イランが小型の核弾道ミサイルの開発を進めているおそれがあると指摘しました。