政府は西部戦線最北端の京畿(キョンギ)道金浦(キムポ)市愛妓峰(エギボン)地域にある塔「愛妓峰燈塔」のイルミネーション点灯を許可する方針を決めました。
国防部が10月30日に明らかにしたところによりますと、キリスト教団体の要請により、点灯するかどうかを検討した結果、クリスマスの趣旨に合うと判断したため、クリスマス直前の点灯式の開催を許可するということです。
点灯が行われれば、去年に続いて2年連続となります。
「愛妓峰燈塔」では1954年から2003年まで、毎年、クリスマスや釈迦誕生日などにイルミネーション点灯式が行われていました。
しかし、2004年6月の南北将官級軍事会談で、軍事境界線地域での宣伝活動を中止することで合意したことから、点灯式は中断となりましたが、去年の北韓による延坪(ヨンピョン)島砲撃によって点灯は再開され、去年のクリスマスから今年の1月8日までイルミネーションを灯しました。
「愛妓峰燈塔」のイルミネーション点灯が進められていることについて、北韓は先月29日、朝鮮労働党機関紙の労働新聞で「南の傀儡軍部による反共和国心理戦が本格的な段階に入った」と述べ、反発しています。
韓国の海兵隊は、点灯期間に北韓が挑発してくる可能性があるとみて、警戒態勢を強化する予定です。