韓国の10月の経常収支が1年ぶりに最大の黒字幅となりましたが、これは輸出の伸びによるものではなく輸入が大きく減ったためのもので、「不況型の黒字」になっていることがわかりました。
韓国銀行が29日に発表した10月の国際収支動向によりますと、10月の経常収支は42億3000万ドルで、20か月連続の黒字となり、黒字幅も去年10月以来の最大幅となりました。
10月の輸出は465億7000万ドルと、9月の472億ドルより1.3%減りました。なかでもアメリカへの輸出は3.6%、ヨーロッパへの輸出は20.3%も減り、欧米の景気低迷のあおりを強く受けました。
一方、10月の輸入は429億3000万ドルで、9月の451億ドルより4.8%も減少しました。
これによって貿易収支の黒字幅は、9月の21億ドルから10月には36億5000万ドルに増え、経常収支の黒字幅を広げました。
このように輸出が減ったにもかかわらず経常黒字が増えたのは、輸入の減少幅が輸出の減少幅より大きかったためです。
また今年1月から10月までの経常黒字の累計は192億3000万ドルに達し、韓国銀行の年間経常収支の予測値の155億ドルを大きく上回りました。