北韓の無回答で支援が見送られた政府による北韓への水害救援物資の一部が、結局、民間に売却されることになりました。
統一部が29日明らかにしたところによりますと、大韓赤十字社は、北韓に送る予定だった幼児向けの栄養食54万個の
売却入札を24日に、韓国資産管理公社の公売システムに告示しました。
入札期間は、今月28日から来月5日までです。
公売で回収された資金は国庫に入れられますが、入札希望者がいなければ、物資はすべて廃棄される可能性もあります。
政府は、大雨による洪水で深刻な被害を受けた北韓に対して、幼児向けの栄養食140万個をはじめ総額50億ウォン規模の救援物資を北韓に送る計画を立て、一回目の支援分として16億ウォン分の栄養食83万個を製造しましたが、北韓からは何ら回答がなく、用意した物資は宙に浮いてしまいました。このため、このうち、29万個は海外支援に当て、残り54万個について民間への売却手続きに踏み切ったものです。