韓国外換銀行を買収してばく大な利益をあげたアメリカのローンスター社を追及している「外換銀行を取り戻す汎国民運動本部」は、金錫東(キム・ソクドン)金融委員長と尹榮恪(ユン・ヨンガク)前三晸(サムジョン)KPMGグループ会長ら4人を、28日、背任と公務執行妨害の疑いで最高検察庁に告発しました。
汎国民運動本部が出した告発状によりますと、この4人は、金融資本ではなく産業資本に分類されて本来は資格のないアメリカ系投資会社のローンスター社が、偽造した書類を韓国の金融当局に提出して承認を受けられるようにしたうえ、その後も審査をきちんと行わずにローンスターが不当な利益を得られるようにしたと主張しています。
また承認審査の際、ローンスターが産業資本ではないと判断した基準となった会計事務所の三晸(サムジョン)KPMGの確認書が偽造されたものだったという不正疑惑も提起しています。
汎国民運動本部は、現在の金融委員会である当時の金融監督委員会が2003年に行ったローンスターへの承認について、これを無効に戻すことができる「重大かつ明白な瑕疵(かし)」があると強調しています。
汎国民運動本部は、ローンスターが2003年に韓国外換銀行の持ち株51%を買収した当時、産業資本であったため現行法で保有できる議決権にあたる4%を超える47%の株式を取得したことは無効だったと、これまで主張してきましたが、さらに主張を強めたことになります。