インドネシアのバリで開かれたユネスコ=国連教育科学文化機関政府間委員会は27日、民俗芸能や祭礼などを対象にした無形文化遺産の代表リストに、韓国の伝統武術のテッキョンと伝統綱渡り、伝統麻織物の3件を登録することを決めました。
韓国の無形文化遺産は、2001年に朝鮮王朝時代の歴代王の祭祀を執り行う宗廟祭礼が始めて登録されて以来、これで13件が登録されることになりました。
伝統武術のテッキョンは、踊るような動作で相手を攻撃する武術で、長い間伝承されてきたその独創性が高く評価されました。
また、伝統綱渡りは、他の国の綱渡りが技術の面だけが強調されているのに対して、伝統音楽や観客との対話が一つになった総合芸術だと、高く評価されました。
そして、伝統麻織物は、長い間、一つの地域に深く根ざしてきた伝統技能だという点が高く評価されました。
ところで、一緒に登録を申請した朝鮮王朝時代の宮中料理は、今回は登録の対象から外されました。