北韓は最近、韓半島西の黄海に面した黄海南道(ファンヘナムド)沿岸部で、警備を大幅に強化したということです。
韓国政府の関係者が27日明らかにしたところによりますと、北韓は最近、黄海南道の沿岸部で警備艇による警備を大幅に強化しており、こうした動きは、小型船舶で北韓を脱出する住民を取り締まることが目的だということです。
この関係者は、北韓の警備艇は最近、海上の軍事境界線の北方限界線付近での警戒任務の回数も減っており、中国の漁船の不法操業の取り締まりにもさほど力を入れておらず、沿岸警備に力を入れていると指摘しました。
また、他の関係者によると、先月30日に北韓住民21人が小型船で韓国に脱出して以来、北韓の海岸警備隊と陸上部隊に警戒強化の命令が下され、部隊間の通信も大きく増えたということです。