今年のコメの生産量は、作付面積の減少などで422万トンに止まり、31年ぶりの低水準となりました。
統計庁が17日にまとめた資料によりますと、今年のコメの生産量は422万 4000トンで、去年より1.7%減少しました。
これは、 冷害によって不作となった1980年の355万トン以来、最も少ないものです。
コメの作付面積は、耕作面積が減ったうえ、稲以外の作物栽培を進めてきたことから、前の年に比べて4.3%減少した85万4000ヘクタールとなりました。
農林水産食品部は、「例年に比べてコメの生産量は減ったが、民間の需要より18万トンほど多いため、問題はない」としています。
農林水産食品部はまた、「1人が1年に消費するコメの量が減り、毎年6万トン以上、主食のコメの需要が減っているうえ、最低輸入枠(MMA)が毎年2トンずつ増えているため、コメの生産量を減らさないと、需給過剰が発生する」と説明しています。
しかし、コメの値上がりを期待して農家が出荷を遅らせたり、流通業者が買い占めの動きに出たりした場合、一時的に需給に不均衡が生じ、コメが値上がりする可能性があるとの指摘も出ています。