統一部は16日、去年5月以降ストップしている北韓との民族語大辞典編纂事業のための協議に出席する実務者の北韓訪問を承認しました。
大辞典編纂事業の南北実務協議は18日に北韓の開城(ケソン)で開かれ、民族語大辞典南北共同編纂事業会の役員ら4人が北韓を訪問して、今後の事業運営や資料交換などについて北韓の専門家らと議論する予定です。
大辞典編纂事業は、韓国と北韓でそれぞれ標準語として使われている言葉や在外同胞の言語を収録する事業で、2013年の発刊を目指して2005年に南北が共同して始まったものです。
統一部は、「民族の同質性を回復するための南北の社会文化協力事業であることなどを考慮し、北韓訪問を承認した」と承認の理由を説明しました。
政府は、これに先立って、ことし9月に7つの宗教団体の代表の北韓訪問を承認するなど、統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官の就任以来、南北関係の改善に向けて柔軟な姿勢を示しています。